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フリーランスプログラマー

Excel VBAでも設計原則を大事にしよう

今回は、ExcelVBAからプログラムを始めた方向けに、Javaの設計原則の中から参考になるものを紹介します。

ExcelVBAも初心者を脱出する頃になると、プログラムの規模が大きくなって来ると思います。その時、設計原則に立ち返り修正不可能なコードを書かないように気をつけましょう。

(1)コード技術全般に関する原則
DRY : Don’t Repeat Yourself 同じことを何度もするな

ようするに、同じような処理内容の記述が色々な場所に登場する冗長なソースコードは書かないことです。後でソースコードを見返した時に、非常にわかりづらく、修正が必要になった時には複数箇所の修正が必要になったりと色々な問題を引き起こします。同じような処理内容の箇所は、部品化して独立するなどの処置を取りましょう。

PIE : Program Intently and Expressively 明確かつ表現豊かに記述する

プロシージャ名、変数名、メソッド名を役割が明確になるように名前をつけるようにしましょう。コメント文を除いても、何をするプログラムなのかが想像できるのが理想的です。またソースコードの中にいきなり、リテラル(3.14)などを入れないようにしましょう。これは、マジックナンバーと呼ばれていて、ソースコードを読んでいるときにすぐに意味を理解する事ができません。

また複雑な処理内容を記述したプロシージャには、役割が分かるような名前をつけましょう。

上記のような設計原則について説明している、ExcelVBAの書籍をあまり見かけた事がないので、役に立つであろう原則を紹介しました。参考になれば幸いです。