ExcelVBAおすすめ書籍 初心者の勉強法
今回は、業務の自動化をVBAで頼まれ、何から始めたら良いか迷っている方向けの内容です。その場しのぎでなんとかする、という内容ではないのでご了承ください。
「業務でなんとか要望に応えられるようになる!!」、という方向けのプランです。
ExcelVBAの初学者は、最初に出会う書籍が重要になります。VBAに関する色々な本を見たのですが、下記をお勧めします。
「Excel VBA本格入門 大村あつし」
「Excel VBAで本当に大切なアイデアとテクニックだけ集めました 大村あつし」
上記2冊を勉強することで、その場しのぎではなく、自分で考えたプログラムを組めるようになります。
最終的には、下記4つの事が目標です。
(1)自分で希望のプログラムが組めるようになる
(2)プログラムを面白いと思えるようになる
(3)他のプログラムも勉強したいと思えるようになる
(4)アイデアをVBAで実現できるようになる(他のプログラムの考え方も流用できる)
Excel VBAと言っても、他のプログラムで実現できるものは大体できます。正規表現や連想配列などはVBAの本では普通取り扱いませんが、利用可能です。
上記2冊を3ヶ月ほど勉強すれば、シート内でデータの並べ替えなどはすぐにできるようになります。
さらに、学ぶべき重要項目は
(1)配列・動的配列
(2)参照渡し・値渡し
(3)テキストデータの取り込み・書き出し
(4)外部ファイル操作
(5)ユーザーフォームの作成方法
(6)エラー処理
(7)ユーザー定義関数
上記(1)~(7)を学ぶと、Excel VBAでできることが格段に増えますので、頑張って習得してください。最近では、ExcelのデータをCSVで書き出して、クラウドにアップロードする案件も増えていますので、(3)は覚えておいて損はないです。
実際、お勧めした2冊の参考書をやり遂げれば、ネット上にあるExcelVBAのプログラム内容が正しいかどうか、判断できるようになります。後は自分で必要な物を選択して、適宜技術を学んで行きます。
残念ながら(4)の外部ファイル操作ですが、最終的にはMicrosoftの公式ドキュメントや、ネット上の情報を見ながらスキルをあげて行く事になります。
ここまで、大体6ヶ月で行けると思います。頑張ってみてください。
依頼された、プログラムを作れたという喜びを感じられた方には、他のプログラムを勉強してみる事をお勧めします。
私は「スッキリわかるjava入門」をおすすめ。世界が格段に広がりますよ。